産後うつは出産を経験する女性であれば誰にでも可能性はあります

うつの状態を知ろう

産後うつが起こる原因

 出産をして赤ちゃんを迎え、幸せいっぱいなはずなのに訳もなく涙があふれてくる。赤ちゃんが泣いているとイライラしてかわいいと思えない。そんな時は産後うつに罹っているのかもしれません。  産後うつは、妊娠中に変化したホルモンバランスが元に戻ろうとして急激に変化したり、産後の赤ちゃんのお世話による疲労や睡眠不足が重なったりすることで起こると言われています。産後女性の10〜15%が産後うつに罹ると言われており、産後2,3週間から3か月の間に発症し、数カ月から1年ほど症状が続きます。  産後うつは1980年頃から欧米、特に英国で盛んに研究されてきました。日本でも認知度は上がってきていますが、核家族化により周囲に協力が得られないケースも多く、3〜4年と長期化するパターンも見られます。

周囲の人間や行政のサポートを頼ろう

 産後うつに罹ったかもしれないと思ったら、まずは周囲の協力を仰ぎつつ病院に相談しましょう。産後うつを放置していると、長期化するだけでなくうつ病に移行してしまう場合もあります。自分一人で全てを抱え込むのではなく、夫や両親、信頼できる友人などに赤ちゃんのお世話をお願いし、休養することも大切です。  今は行政によるサポート体制も整ってきており、周囲の協力が得られないお母さんのために、一時的に預かってくれたり、保健師さんが相談にのってくれたりするサービスもあります。ここ数年でサポート体制も進化しており、今後もますます充実していくものと思われます。こういったサービスをうまく活用し、育児の不安や体の疲れを解消して産後うつを乗り切りましょう。